ヴィーナスヨガ ─ 自分の内側にある力
2018.08.07
written by MAYO:山口 真代 br>
感じるままに、ゆったりと、委ね、本来のバランスを取り戻していくのがヴィーナスヨガの肝!
ヴィーナスヨガをに、テンダータッチというワークがあります。
テンダータッチは、誰か特別な人が持ってるものではなく、ただ「優しく触れる」という自己の癒しの力を使います。
東洋医学の経絡の流れに沿って、呼吸に合わせて脚や腕を撫でていきます。
いつもテンダータッチはクラスの前半に入れています。
落ち着きと自分とのつながりを感じてから、クラスに入っていって欲しいからです。
また温もりから、自分自身のエネルギーを感じることもできます。
身体は何をすればいいのか知っている
緊張したときに髪の毛や頬など触る癖がある人や、腰や首、肩が痛いときに手を当てることがありますが、これは触れることのヒーリング効果を、身体が知っているからこそ、無意識的に触っているのです。
皮膚という感覚器官は、目や耳、鼻に比べるととても大きなものです。
特に人は、手のひら、指先に感覚神経が多く集まっています。
一般的なヨガクラスの中では、講師がポーズのアジャストで生徒さんの身体に触れ、触れられるということはあっても、「自分から身体に触れる」ということをあまりクローズアップして使うことありません。
ですから、テンダータッチは『ヴィーナスヨガ』の中で楽しんでもらいたいワークのひとつでもあります。
愛のホルモンの落ち着きと繋がり
誰でも子供の頃、親や先生に頭を撫でられたり、恋人ができて手を繋いだり、優しく触れられると安心し、幸せを感じたことがあるはずです。
優しく触れられるということにより、何が起こるかというと、脳からオキシトシンというホルモンが出されます。
オキシトシンは、落ち着きとつながりをマインドにもたらすホルモンで、男性にも女性にもあるものです。
特に、つながりを大事にする女性にとっては必要なホルモンで、母親が子に母乳をあげる時に大量に出ます。
また、セックスでもこのホルモンが出ます。
まさに命を繋ぐ、愛のホルモンです。
ヴィーナスは愛と美の女神。
その愛の部分は誰でも持っていて、自分から生み出せるもの。
自分の中に眠っている女神の部分を感じて、どんな時にも本当の自分の価値を大事にして、自信を持って生きていって欲しいのです。