ヨガと自分とすべてのものに感謝と栄光を:Plesure
2015.08.04
インドにはアシュラムと呼ばれる場所があります。それは日常から離れ、ヨガや瞑想を通じて心と体のバランスを取り戻すための滞在型の施設。寺院と訳されますが、精神的な修行をする場所という意味も。ヨガは生き方そのものですから、滞在して学ぶと分かりやすいのかもしれませんね。
「スタジオ」という言葉は、音楽や撮影、絵画教室などにも使われています。「studio」とはもともと芸術家の仕事場のことなのだそう。ラテン語の「studeo:勤勉に努力する」という言葉が由来。ヨガを学ぶ場所としてサンスクリット語の名を冠したスタジオはふさわしいような気もしますね。
とはいえサンスクリット語はまだまだ覚えにくい言葉。ヨガを知っている人には分かっても、ヨガが初めてという人にとっては少し距離があることもあります。Plesureのヨガは、もっと誰でもいつでも出来るもの、という感覚を持って欲しいと感じたため、サンスクリット語を使いませんでした。
「Plesure」と英語辞書で引くと「楽しみ.愉快.喜び」と出てきます。「pleasure」は楽しい気持ちや満足感、幸福感を含む「喜び」を表わす最も一般的な言葉なんだそうです。「満足」のポピュラーな言い方でもあります。また英語で古くからある一般的な言葉だけに多くのフレーズを持っています。
■ the pleasure:光栄.栄誉
■ a one's pleasure:好み.希望.意志.欲求
■ for pleasure:遊びで
■ at one's pleasure:好きなように
■ with pleasure:喜んで
どの言葉もとても素敵で、自分自身の望みを叶えるための土台を創る場所の名前としてなにやらぴったり! 満足して幸せに生きることは、きっと誰もが目指す人生。でも人の感じるものはそれぞれ好みや意志があり、それを好きなように選ぶことができるはず。
そしてなにより『It is a pleasure.=The pleasure is mine.=My pleasure.』という言葉があったことが、心に響きました。「It’s my pleasure.」それは「こちらこそいつもありがとう」という言葉。そんな気持ちがたくさん溢れる場所になったら素敵。
ヨガの講師をしていたとしても、講師もまたヨガを学ぶひとりの人間であることに変わりはありません。いつでも完璧であれば、ヨガを学ぶ必要はないのです。迷うことも、悩むこともある人生。だからからこそ、ヨガを学び続ける。いつか自分らしい「plesure」を手に入れられるように。
そんなたくさんの思いを込めて「Plesure」という名前を付けたのです。