アライメント・クラスへの想い
2016.01.22
いよいよコースクラスとして、アライメント(ヨガのポーズの形)をお伝え出来ることになりました。
私がアライメントにこだわる理由。
それは私が生まれつきの骨格形成不全があるから。
そしてアサナの練習の中で痛い目に何度かあってるから。
私の背骨はレントゲンに綺麗に写りません。仙骨と腰椎が上手く形成されなかったからです。
医者に腰痛のリハビリのひとつとしてピラティスをするように指導されましたが、しっくりせず疑問を感じていたとき、姉に勧められてヨガを始めました。
なんとなく始めたヨガ、なんとなく受けたティーチャーズトレーニング
ヨガをした日はなんだか体調がいい・・・そう気がつき取り組む中で、自然と「ヨガとは何か?」をもう少し知りたいと思うようになりました。
そして当時はまだ珍しかったティーチャーズ・トレーニングを、単にヨガをより深く知るための道具として受講しました。
トレーニングは大変でしたが、より密にヨガと向き合うことで、医者に「生まれつきだからね!治ることはありませんね!」と吐き捨てるように言われた腰痛が、どんどん改善していきました。
・・・私は調子に乗っていたのかもしれません。
怪我をしました。膝を痛めたのです。
腰は良くなったが膝が痛い・・・トレーニング中の怪我に、ついには痛み止めを膝に打つほどになっていました。
個々に注意すべき場所や感覚は違う
どんなにトレーニングを受けてヨガのポーズの形を知り、ヨガ的な「知識」をもっていたとしても、筋肉の使い方や怪我をしないために特に注意をすべき部分、そして「身体からくる意識と経験」を理解することなく、形を深めようとした結果でした。
『完全に痛める前に、身体は必ず信号を出してくれている』
そのことに気がついたのは本当に最近のことです。
腰痛という、痛みが日常だった私にとって、初めての経験だったのかもしれません。
夢中になっていると気づかない、または無視してしまいがちな、身体からの信号。
心や感情の不調も、実は身体がしっかり信号を出しています。
これに気づいていくことこそが、ヨガのひとつの姿ではないでしょうか。
人は育ってきた過程も、骨格も、日常で使っている筋肉も違っています。
一様に同じヨガのレギュラークラスを受けているだけでは解決しない、身体の使い方や注意すべきところ、そして心の作用があるのです。
自分だけのアサナの形と、深め方
今ではどこも傷めることなく、アサナを深めることができるようになりました。
怪我をすることがなくなって、割とハードな練習でも毎日できるようになりました。
すると自然と自分のアサナの深度、そして心へのヨガの作用までも、大きく変わりました。
まさに『身体と心はつながっている』ということなのです。
こうした経験を踏まえて、プレジュアでのアサナのコースクラスをすることにしました。
ヨガをする誰もが気軽に「自分の身体と向き合う感覚」を知り、そして自分の心と向かいあってほしいから。
このコーズでは、アサナの単純なゴールの形はもちろんですが、「自分のアサナの安定し快適な場所」と「自分のアサナの限界点に安全に入る方法」に関しても、お伝えしていきたいと思っています。
アサナが深く、上手に出来ればカッコイイし気持ちイイ!
アサナの形を知りたい人はもちろん、日頃のクラスやティーチャーズトレーニングですでにヨガの形をなんとなく知っている方で、怪我をせずにアサナをもう一歩進めたい人にも、ぜひ参加していただきたいと思います。