written by SAORI：伊丹 早織　
木曜日日中、クラスを担当しています。ぜひお逢いしましょう。

『ヨガとは？』
このシンプルな問いには色んな答えがあります。
そして人それぞれによって、その感じ方が自由であることを受け止め尊重してくれるのが、ヨガの器の広さ。
そんなヨガと出会って１０年になります。

ズボラだった私が細く長く続けられる理由は「自分を魅了し続ける自分でありたい」という思いがあるからです。

私にとって、自分を魅了するとは「自分が好きな自分」であること。
そしてそれは、自分にとっての「幸せ」を選択し続けることでもあります。

華やかにオシャレをすること、美容を楽しむこと、多くのことを学び教養をつけること、大切な人との時間を育むこと、生活を彩ること。
どれが一番ではなく、全部大事なこと。
どの一瞬も、すべてが自分の「幸せ」を教えてくれる素晴らしい瞬間なのです。

どんなことも「今」を見つめて

全部に共通して言えることは「今をしっかりと見ることで、自分の幸せへの次の一手がわかる」と言うこと。
例えば服をひとつ選ぶ上でも、「今の自分の持っているものなど」を把握した上で選ぶことがオシャレに繋がります。
つまり「今わからないこと」がわかるから、次の学びへと繋がるのです。
ヨガはアサナひとつの中で、この練習がすべてできます。

自分の今の体の状態、今の筋肉の柔らかさや呼吸の深さ、今の心の状態まで丁寧に観察し、受け止めること。
そこからさらに「心地よい状態」へ自分をつなげていく工夫を、自ら行っていくこと。

この経験が生活の中での、自分の幸せへの一手を気づかせ、人生が鮮やかに色づいていくのです。

いつでも自分を感じ、認めて

呼吸を通して、五感を使って、今この瞬間の「自分の命そのものを感じる」ことは、「今の自分自身の存在そのものを認める」ということなのです。

『女性を楽しむヨガ』では筋調整という筋肉の特性を生かす理論をベースにクラスを組み立てています。
痛みなどを我慢せず、自分の筋肉、体をまるっと受け止めてアサナを深め、「今の自分を余すことなくしっかり感じる」こと。

女性という心と体は波があるもの。
その波さえも、呼吸と体の中で自分自身の一部として経験し、マットから降りた生活に、あなたらしい色をどんどん出して欲しい。
例えそれがどんなものだったとしても、自信を持って「自分の今の幸せ」を選択できる女性がたくさん増えること。
それこそがきっと、その人だけにある「自分の魅力」に繋がるのだから。