ジヴァムクティヨガ ― H2OM
2018.07.31
私たちの体の80%は水と言われています。日頃のお水、どうしていますか?
*先月の豪雨による西日本の被害に遭われた地域の方々には心よりお見舞い申し上げます。
シャロン先生のマジックテンについてお届けしましたが、マジックテンのシークエンスは日々の練習やクラスでも続けましょう。
さて今回はデイビッド先生から「水」のお話。
「水」と聞いて何を想像するでしょうか。
水にまつわるものは沢山ありますね。
地球で作り出されるこの「水」、本来なら誰もが自由に、ただで手にすることが出来る地球の資源です。
いつの頃からか、それが民営化され、そして今の日本ではペットボトルに入った水やウォーターサーバーを利用することも当たり前の光景となっています。
デイビッド先生は、この光景を水の不足と言及しています。
つまり、飲むのに安全な水が不足しているという状況です。
南アフリカやカルフォルニアの一部の地域では干ばつにより、家庭での水の使用に影響を及ぼしています。
ペットボトルの水を買うということ
バガバッドギーターの中には、物そのものの意味よりも、その物の背景にある誠意の方が大切であるという教えがあります。
そして、3ドルのペットボトルのお水を買ったデイビッド先生は、こう思うのです。
この3ドルは、飾りをまとったペットボトルに対する値段なのだろうか、それとも、その中身の水に対する値段なのだろうか、と。
地球の70%は水です。
そして、その2.5%は飲むことの出来る水で、さらに手にすることが出来るのはわずか1%、地球の10億人以上の人が飲み水の不足に直面しています。これが地球の現実なのです。
家畜産業では、約450g(1ポンド)の牛肉の生産の為に約6.800リットル(1.800ガロン)の水を使用します。
これを農業と比較すると、約450gのジャガイモには約230リットル(60ガロン)、約450gの小麦には約409リットル(108ガロン)の水を使用します。
私たちが飲み水を守ることを考えるとき、考察の必要性はこの水の使用量についての考察に限りません。
世界の水のためにできることは
ヒンドゥー教のある聖典によると、カリユガ(今、私たちの生きている時代)は、速くそして燃えつくような熱さの中で、私たちが知っているあらゆる生命体が全滅してその終わりを迎え、サティヤユガ(黄金時代)が始まると言われています。
私たちヨギの仕事は、内なる平静さを維持し、道徳的な道を歩みダルマに捧げることです。
ここに良いニュースがあります。
カリユガは10000年あり、現在5000年です。
ですから、私たちはあと5000年、ヨガの伝統的な学びと共にカリユガで喜びと共にある時代を過ごすことができるのです。
この地に平和をもたらし、苦しい状況にある濁った水を落ちつかせる時間がまだあるのです。
どうでしたか?
ヨガには沢山の学びがありますね。