ジヴァムクティヨガ ―マジックテン、そしてそれを超えて part.2
2018.07.14
何故、テン=10なのかデイビッド先生からお話がありました。# 豪雨による被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
今年出版されたシャロン先生の『Magic Ten & Beyond』の紹介ツアーが6月19日(私の誕生日と同じ日で、個人的に嬉しく思っています!)から行われました。
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デイビッド先生がフェイスブック上で、「なぜ、テン=10なのか」ということについて、注釈を加えてくれました。
≪10という数字は、循環の完成を意味する。
10という数字は、天界、世界そして宇宙の創造。
10は離れなければならなかった最初の数字。
ピタゴリアン(ピタゴラス教団)によると、10は最も神聖な数字だった。
彼らは、10という数字によって誓約を立てた。
ギリシア語の最初の言葉deca(10を意味する)は三角形のような形をしている。
ピタゴリアンは誓いを立てる時にテトラクティスの印を利用する。≫
他にも、タロットやインドの神々のことにも触れています。
インドで起きたヒンドゥー教で出てくるヴィシュヌ神は10回化身化するのだそうです。
ヴィシュヌ神の化身は以下の通りです。
①マツヤ-魚、②クルマ-亀、③ヴァラハ-猪、④ナラシムハ-人-ライオン、⑤ヴァマナ-小人ブラフミン(ブラフミンは、英語では教養が高い人の意)、⑥パラシュラマ、⑦ラマ、⑧クリシュナ、⑨ブッダ、そして、まだ現れていないカルキが10化身目、最後の化身とされています。
10回目は今の「カリ・ユガ」が終わる時、白い馬に乗ったカルキが現れるそうです。
カリ・ユガとは、インド哲学において、循環すると考えられている4つのユガ:時代のうち、最後の段階といわれています。
カリとは、対立、不和、争いなどの意味があり、創られた文明により、人々が神から遠ざけられ、霊的な堕落を引き起こしているとされる、暗黒時代とまでいわれています。
ヒンドゥー経典を解釈する人々は、今のこの世界は「カリ・ユガ」の中にあると考えています。
次に来る「サティヤ・ユガ」のサティヤとは、真実の、という意味。
すべてのものが純粋さを取り戻し、犯罪や争いがなくなり、秩序も保たれる「黄金時代」といわれています。
ヴィシュヌ神の10番目の転生であるカルキが現れて「カリ・ユガ」が終わるとされています。
なぜなら、カルキが全ての邪悪を壊し、新しい時代「サティヤ・ユガ」が始まるのです。
どうでしたか?
ヨガには沢山の学びがありますね。