ジヴァムクテイヨガ ─私たちの両親と私たちのヨガの練習
2018.05.01
5月13日は「母の日」ですね。母の日にカーネーションを贈る風習は、アメリカの1人の少女が母の亡くなったときにカーネーションを捧げたことに起因するそうです。
私たちの創造主はグルである。
私たちの生命の持続もグルである。私たちの試み、病、そして惨事もグルである。
グルはすぐ近くにも、そして遥か遥か遠くにも存在する。
私は慎ましく私の奉仕をグルに捧げる。
グルは、無知を取り除く美しい存在であり、いつ何時でも私の内にあり、私を取り囲む悟りの原理である。
─グル ストートラムより
グルとは先生の意味。悟りの原理です。
ヒンドゥーにおける三位一体神のブラフマ、ヴィシュヌ、シヴァは、すべてのものごとの創造・維持・破壊の過程を象徴しています。
ブラフマは創造であり、私たちの誕生や両親、両親との関わり方や、母親が子を身ごもり、出産している間に曝された感情やエネルギー、そして文化と社会経済的な状況です。
冒頭のマントラでは、私たちはこれら全ての事を教えとして学ぶ機会を与えられているのです。
今回の言葉は、ヨゲシュワリ先生から。
ヨゲシュワリ先生は、一年中世界を回ってヨガを教えている先生のひとりです。
そして彼女の大切な活動の中には、アザハール・ファンデーションと言われる、カンボジアの少女たちを育成する活動があります。
カンボジア、プノンペンの社会の中で抑圧を受けながら育った少女たちに、芸術やヨガを通して、本当の意味での自由や平和を伝えるプログラムを行っています。
そんなヨゲシュワリ先生から、両親そして先祖と自分との関わりについてのお話です。
その中から一部を紹介します。
全文は、jivamukti yoga japan、あるいは、samiyogaspotのフェイスブックページへ。
ヨガの練習は、どのように関係性を調和するのかを、私たちの最後から教えています。
他者の肉体的な存在は、もはや求めるに及ばないかもしれません。
私たちは謙虚でいること、間違ったプライドを乗り越えて、調和に向かって最初の行動を起こす強さを知る訓練を、自分自身に課すのです。
それは広大なドラマでも、悲劇を想像して感情を浄化するようなものでもなく、ほんのちょっとしたエネルギーの転嫁です。
それは私たちの太腿で起きる螺旋状の動きを起こしたり、足の裏の土踏まずを内側から引き上げたり、あるいは足の親指の付け根を床に安定させたりすることと同等のことだったりするのです。
これらはとても小さく、殆ど目では確認出来ないような調節ですが、体全体にさざ波のように影響して、ポーズ全体のバランスを整えるのです。
同じように、私たちの両親それぞれの、良い性質のひとつを見ることだけに意識を置くだけで、内側の小さな移動がもたらされ、そしてそれが完全なまでに関係性を変えるのです。
両親とのあらゆる断絶は、自分自身の内なる断絶であるということを覚えておいてください。
私たちの両親や先生との関係を調和することが他の全てとの関係の鍵となります。
マイケル・フランティが熟孝した美しい言葉がここにあります。
『あなたの父親は、単に愛に落ちた普通の男なのです!』
どうでしたか?
ヨガには沢山の学びがありますね。