written by SAMI：あらき さみ
私たちも地球の自然の一部であるということを忘れずに居たいですね！

ヨガをしていれば、何度でも出逢うこの一節。
ヨガの学びの書「ヨガスートラ」に出てくる最初の言葉です。
今月もジヴァムクティヨガ創始者のデイビッド先生からのフォーカス。
この1節については、同じく創始者であるシャロン先生も取り上げていますので、そちらからも少し引用しました。

今回「ヨガスートラ」と共にもう一冊の本が紹介されました。
Ken Willber著 「Trump and a Post-Trueth World」 という一冊です。
リアルとは何か？　真実とは何か？　という問いに対してひとつの解答をかかげています。
それは、真実というものそれ自体は存在しない、真実の実体はない、ということ。
あるのは力を促す為のニヒリズムとナルシシズムだけである、と言っています。

自然の中には、階層階級が存在しています。
それは一般的に想像される「支配的な階層階級」でははありません。
含有性あるいは識別性、そして統合性を伴った「成長的な」ものです。

例えば細胞分裂。
細胞は、1つから2つに、2つから4つに、そして8つにと分裂を繰り返します。
それらは識別され、包括的な組織、つまり、筋肉や神経、消化組織といったものに統合されるのです。
こうして生き物は成長していきます。

ポストモダンな現代ヨガ界では、残念ながら、エゴがはびこっています。
先生と生徒の関係性がより支配的で加虐的なために、「支配的な階層階級」を作り上げているのです。
これは、伝統的なヨガが批難され、落としめられたゆえの現象です。

ヨガにおける先生や教えは「成長的な階層階級」であることが必要なのです。
生徒が全体の一部であり、すでに素晴らしいものであることを拒否するところに、成長はありません。
それは、細胞が組織の一部となることを拒否することと同じです。

atha 今 yoga ヨガ anu 原子(世界を構成する最小の独立要素) shas 教え

先生も生徒も、そのどちらも同じ全体の一部です。
私はちはすべて自然の一部であり、私たちの存在は、地球の一部をこの体で所有しているのです。

どうでしたか？
ヨガには沢山の学びがありますね。