どんなヨガを学べばいい?:ヨガの流派とは
2016.07.19
ゆったりと呼吸をみたり、次々にアサナ(ポーズ)をとったり、はたまた逆さまになってみたり…
現在、ヨガにはさまざまな「流派」があります。
○○ヨガという名前のすべてが「=流派」ではないところが、またこのヨガの「流派」の世界を複雑にしているともいえます。
そんな中で「どんなヨガを学んで行けばいいんだろう」ということを悩んでしまったことはありませんか?
実は、普通に日常生活の中でヨガを学ぶとき、流派や種類のことはあまり気にしなくて良いのです!
もし、色々なスタジオや先生にヨガを学ぶことが楽しいのであれば、安心してそれをやってみましょう!
なぜなら、世界中のヨガスタジオやスポーツクラブで学ばれている、様々なスタイルのヨガも、元を正せば『ひとつのヨガ』だからです。
違うのは運動量だけ!次々に生まれてきたヨガのスタイル
ヨガは、4000年から5000年前のインドで生まれ、それが次々と継承されてきました。
インド国内だけでも、アシュタンガヨガ、シバナンダヨガ、アイアンガーヨガなど、様々な流派が生まれたのです。
さらにヨガが海外に渡ると、そのライフスタイルや、学ぶべき中心を変えて、さらなる流派が生まれていきました。
ダーマヨガやジバムクティヨガ、イシュタヨガなどのニューヨークスタイルのヨガや、沖ヨガや綿元ヨガ、インヤンヨガといった東洋的スタイルのヨガなどです。
ニューヨークでたくさん生まれた、体内に熱を生み出し筋肉を伸ばしたり、縮めたりすることを特徴としたスタイルのヨガは、次第にその特徴からヤン(陽)スタイルと呼ばれるようになりました。
そしてそれに呼応するように、その反対に動きが少なくほとんど動かない形で、身体の別の場所にアプローチをかけるイン(陰)スタイルが生み出されました。
これらが通常のヨガではあまり使われることがない靱帯や骨、関節までも含めた結合組織に働きかけることを目的としたイン・ヨガ(陰ヨガ)や、精神的リリースを中心とし慢性的なストレスを解消する、プロップを多用したレストラティブヨガなどです。
動かすことによって身体的にリリースしていくことが中心であるヤンスタイルに対し、適度な刺激と長いホールドによって、心身ともにバランスが取れるよう導くヨガのスタイルです。
探していくこともヨガの勉強
こうして体を鍛えることに重心を置いたものや、瞑想を中心としてポーズを取らない流派など、運動量や効果への目的が様々に変わった、多くのヨガの姿が生まれました。
どんなに形やスタイルが変わっていても、元を正せば『ひとつのヨガ』。
すべての流派は根底で通じています。
それらは年齢や体格、生活スタイルに合わせて生まれたものなのです。
まずはたくさん試してみること!
自分の経験と体験を通し、自分に合ったヨガを見つけていくのが一番の近道です。
そしてそれもまた、自分を知るための、ヨガの学びのひとつなのです。