日々の生活の中でヨガの実践を!:クレシャを手放す「断捨離」
2016.01.05
2016年から、週末付近にクラスを担当していきます。熟練者に比べてまだまだ体が硬い私ですが、私だからこそ人に伝えられることがきっとあります。ぜひクラスを楽しみにしていてください。
新しい年を迎える前の「大掃除」。
実行できた方、できなかった方、来年こそは!と思われている方。いろんな方がいることでしょう!
実は、大掃除こそ、ヨガ哲学を実行するチャンス。
大掃除でヨガ? と思うかもしれませんが、実はとてもわかりやすく、ヨガの哲学が日本人に受け入れられていることがあります。
やらなければと思いながらも中々実行に移せず時間だけが過ぎていく人も多いのではないでしょうか。
どんなものを「断捨離」していくのか
最近、雑誌等でよく目にする「断捨離」とは、「やましたひでこ」さんが考えた造語で、「断行・捨行・離行」という、ヨガの3つの行法哲学をもとにしています。
ヨガの師が「断行」「捨行」「離行」は、「生活の中で実践することが大事」と説いていたことから、これらの頭文字を並べて「断捨離」と命名されています。
「断行」「捨行」「離行」を一言で表すと、それぞれ「欲を絶つ」「習慣や不要なものを捨てる」「執着から離れる」という意味を持ちます。
ただ単に、モノを捨てるのが断捨離ではありません。
モノを片づけるだけでなく、頭や心の中も整理して、人生をよりよい方向に導くこと。
モノを整理していく過程で、自分自身をよく知っていくことにも繋がります。
断捨離は、アサナをしたり、座って瞑想をするのと同じように私たちの心をオープンに、頭の中をクリアにしてくれます。
少しずつ、自分にできることから始めてみる
こだわりやモノへの執着が「クレシャ:身心を乱し悩ませ、正しい判断をさまたげる心の働き」を生み出します。それらと向き合い、ひとつずつ手離していくことで、身も心もスッキリと出来るでしょう。
ヨガの智慧を借りて、お家の中や心にゆとりを持ちましょう。
無理に大きな断捨離せずに小さな事からでいいので始めてみましょう、例えば、棚の引き出し一つだけでも断捨離を行えば、それだけでも心に変化が生まれます。
「断行」「捨行」「離行」とはどんな事なのか、実感を通して経験することが出来ます。
普段と違った角度から、ヨガ哲学を実践してみると新しい発見があるかもしれませんね。