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居心地の良い毎日を作るのも「ヨガ」と「呼吸」!

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ryokowritten by 諒子:溝畑 諒子
海が大好き♪ 夏真っ盛りの海でヨガなんて最高のシチュエーション! 江の島などでも朝ヨガを開催中。
居心地の良い毎日を作るのも「ヨガ」と「呼吸」!

毎日を楽しんでいますか?
快適な毎日を作っていますか?
自分を愛せていますか?

何かに対して一生懸命にガムシャラにやっている時の自分はなんだか「やった感」もあるし、自信が持てて良い感じ!
でもそれが、いつの間にか負担になってきてしまうこと、ありませんか?

本当は「頑張れている状態」がいつまでも続けば良いのに、それって意外に難しくて、いつの間にか「頑張れない自分」が歯がゆくて・・・。
どんどん思考はマイナス思考。
自分に自信はなくなって、気づけば体型はだらけ、部屋も汚くなっていく・・・

―――これ、ヨガに出会うまでの私です。(笑)

こんなことの繰り返しで、一年の半分くらいは落ち込み、自分を責めていました。
出来ている自分は大好き! 出来ない自分は大嫌い。

でも本当はそのどちらも自分。
大嫌いな部分がどうしても見えてしまうから、どうしたって自分を好きになれなかったのです。
でも、ヨガを深めていくと、自分を愛するコツが見えてきます。

実はまったく逆の動作を繰り返している「呼吸」

 ヨガのクラスで一番大切と言われるのが「呼吸」。
毎日当たり前にしていて、ヨガの時間以外では特段ピックアップされない「呼吸」。
一言ですまされる言葉ですが、実は、分解するとふたつの動作の組み合わせです。

呼気=吸う息
吸気=吐く息

息を吸うことと吐くことは、まったく逆の動作です。
そのまったく逆のふたつのことをひっくるめた言葉が「呼吸」なのです。

このふたつのまったく違う動作である「呼吸」をしているときの身体の中を覘いてみると、

・呼気=筋肉が緊張状態(緊張:頑張っている状態)
・吸気=筋肉が弛緩状態(弛緩:緩んでいる状態)

なんて動作が行われていて、これもまったく逆の動き。

つまり、見方を変えれば「呼吸」という言葉は逆説の言葉をそろえている、という意味!
男女、陰陽、プラスマイナス、白黒、なんて言葉と同類語ととらえることもできます。

「呼吸」をつづけるためには、絶えずふたつの動作を繰り返さなくはなりません。
吸わなきゃ吐けないし、吐かなきゃ吸えないのです。
もちろん、そのどちらかが欠けたら「呼吸」になりません。

つまり「呼吸が大事」ということは、相反するふたつの動作、両方ともが同じだけ大事ということ。
頑張っている状態と緩んでいる状態は、お互いが存在しあう為の必要条件なのです。

そう考えると、日常生活においても「緩んだ自分」は「頑張る自分」のための条件。
ヨガクラスの中でのアサナの練習中、吸う息と吐く息がきちんとバランスとれているときが「一番気持ちが良い」ように、日常生活においても相反するふたつを、同じように大切に扱えているのが「一番居心地が良い」状態なのです。

居心地の良い自分への練習

もうひとつ。
ヨガの根本経典ヨガスートラ第Ⅰ章12節にもこんな言葉が記載されています
『心の作用の止滅はアビヤーサとバイラーギャから実現される』

「アビヤーサ」は常習、「バイラーギャ」は離欲、と訳されるこの言葉ですが、簡単にいうと「頑張ることと手放すこと」と考えることも出来ます。
一生懸命頑張ることは大事。
でもある程度頑張ったら、今度は手放していくことが大切、と説いているのです。

人は欲深い生き物なので、頑張っている自分に「もっと出来る!」と欲を出したり、頑張ったからこそ「結果が出る」と欲を出したり・・・。
そんな欲が自分を苦しめてしまいます。
頑張ること、欲を出さずに結果は身をゆだねること、欲を手放すこと。
すべてを同じだけ大切にしたときに、心の作用の止滅 ―――「居心地の良い自分」が訪れるということです。

きっと古くから人は、どうしたら快適に毎日を過ごせるのか悩んできたのでしょう。
ヨガは、相反するふたつのことを同等に大切にすることが、自分の居心地の良い状態を作るコツだと教えてくれます。

でも残念ながら人間の身体には「頑張り度合度チェックメーター」があるわけではないから、それには練習が必要です。
アサナをとるとき、どんな風に呼吸をしながらポーズをとるのが気持ち良いのかは、実際に自分でやってみないと絶対にわかりません。
だから、毎日を快適に過ごすコツも自分でやってみなくてはわかりません。

ポーズの練習だけでなく、どんな自分も愛することで、私にとっていつも居心地の良い自分で居続けること。
居心地の良い毎日を過ごすことも、大切なヨガの実践であり、練習なのです。

 

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