加藤貞寿:18弦シタールLIVE
2015.03.25
約800年前、アミール・クスローというインドの聖人が、シタールの原型を発明しました。
美しい外観を持つこの楽器は、メロディーを奏でる弦以外に多くの共鳴弦があり、
シタール独特のゆらぎのある豊かな倍音を奏でることができます。
揺らぎの中に芯の強さを秘めた18弦シタールの響き。
加藤貞寿が織りなす音は、日本人の誰しもが心の奥に持っている、繊細な感覚を呼び起こしてくれるでしょう。
静かで響きの良いヨガスタジオにて、国内では数少ない天然100%の和蝋燭に照らされた、
特別な時間をご用意しておまちしております。
2015年4月23日(木) 21:00-
2015年5月23日(土) 15:00-
2015年6月25日(木) 20:00-
【会費】予約:3,000円 当日:3,500円
*オーガニックワイン、またはソフトドリンク付き
<ご予約・問合せ> こちらまで
*お名前、ご連絡先を明記の上、クラス名に「シタール演奏会」と題し、送信をお願いいたします。
◆スタジオより
昨年より始めた「加藤貞寿:18弦シタールLIVE」、大変好評となっております。
そんな貞寿さんの願いからスタートした企画でした!
今では『印度ゴロにゃんLIVE♪』の愛称も生まれ、ごろりと横たわって楽しんでくださる方も増えました。
ぜひ皆様もゆったりとした気分でのLIVEをお楽しみください。
加藤貞寿
1971年、東京都生まれ。
4歳よりクラシックピアノを始める。
その後、次第に即興音楽に興味を持ち始め、独学で様々な音楽を研究。
20歳、渡印。
インド音楽界の至宝、パンディット・モニラル・ナグ氏と出会う。
ナグ氏のシタールの演奏と人柄、インド音楽の即興性に魅せられ、氏に弟子入り。
その後、長年にわたりシタールの厳しい訓練を受ける。
28歳、ナグ氏より指導及び演奏活動の許可を得て帰国。
以降、東京にてシタール教室を主宰。
インド及び日本各地にて演奏活動のほか、TVCMやドラマ音楽などにも携わる。
2003年、ゴクル・ナグ記念財団 日本代表就任
Gokul Nag Memorial Foundation
日本シタール協会 理事長
◆和ろうそくについて
日本で独自の発達をとげてきた灯、「和ろうそく」。
室町時代から生産が始まり、当時はたいへん貴重で、宮廷や貴族、一部の寺社で使用されました。
石油系製品である西洋のキャンドルと違い、原料は純植物性。
優しい光と、不規則にゆらぐ神秘的な炎が、現代人の心を魅了しています。
中でもハゼの木の実からつくる木ろうだけで、手作業で製造したものが最上とされます。
世界には様々な植物蝋が存在しますが、昔も今もハゼろう:櫨蝋は日本だけ。
ハゼろうがJapan Wax、ハゼの木がJapan Wax Treeと英訳されるゆえんです。
ハゼの和ろうそくは、上品で優しい炎の色をしています。
煙がきわめて少なく、燃え方が美しいことに加え、風が吹いても消えにくい炎。
その炎は、灯明や行灯(あんどん)と比較すると、明るさはおよそ5倍。
しかし着火のための融点はひくく、炎を見つめても目が乾いたり、痛くならないのも特徴です。
現在、ハゼの実の採取量が非常に減少しているため、こうした和ろうそくは貴重となっています。
「櫨ろうそくの炎は、地球上で一番美しい炎」といわれるほどの美しさ
ぜひその美しい灯の中での演奏をお楽しみください。