「ありのままに生きる」の本当の意味
2018.10.17
マットの上だけではなく、生活そのものにヨガを見つけて生きていたいですね。
数年前に大ヒットした映画の主題歌で社会現象にもなった「ありのまま」という言葉。
「本来の自分の事を認めよう」というメッセージのおかげで自信を持つ人もいる一方で、「じゃあ、ありのままの自分とはなんだろう?」と悩む人も多い事に気がつきました。
私もこの言葉に踊らされてしまったタイプなのでよくわかります。
自分の素直な気持ちを受け止めること
ありのままの自分で生きていきたいけど、なぜか幸せを感じられず迷走する人は、「私は仕事嫌いだからサボっていいよね!」という行動に出たりします。
これは単なるワガママです。
じゃあ、どういうことを指すのか?
それは「自分の素直な気持ちや想いをジャッジすることなく、受け止めること」です。
例えば「今の仕事が嫌い!」と思ったら、まずは一度、深呼吸をして本心を「自分自身」で受け止めてあげること。
その想いを「善悪」で判断すること無く「受け止める視点」に立つこと。
そして、その視点に立った生き方をすることが「ありのままの自分で生きる」です。
映画でもまずは「自分の想いを受け止める」所からスタートします。
「善悪」とは誰の視点なのか?を意識してみる
「自分の素直な気持ちが見つからない」という人は、とても真面目な方が多いです。
常識的に、世間的に作られた「善悪」で自分自身を「判断」するから、本当の自分の気持ちがわからなくなってしまいます。
外側がどんな物差しで図ってきたとしても、自分自身の内側は自由。
だから、どんな「本音」もまずは受け止めてあげるのがポイントです。
ヨガを通じて自分の本音と向き合う
ヨガは「他者と比べない」「自分と向き合う」ことが基本です。
そして、自分の全身の状態に感覚と心を集中させることにより、「今の自分」を知ること。
ここがヨガのスタートライン。
そこから「どんな状態」に自分が在りたいのか? を「決める」事ができ、アサナの探求が始まります。
「自分と繋がって行動する」=「ありのままで生きる」なのです。
この瞬間はストレスもなく、クリエイティブになり、エネルギーが高い状態です。
まずは小さなことからはじめよう
いきなり大きな問題に取り組まなくてもいいのです。
満員電車や雨の日に憂鬱な気分になったり、ネットで見た記事によって不安になったり、そんな自分を受け止める所から始めましょう。
「おなかが空いた」と感じた自分を否定しないですよね?
そのぐらい気楽なところから取り組むと良いです。
千里の道も一歩から。突然、道が開ける事があるので楽しんで取り組みましょう!