ジヴァムクティヨガ ―『逆転のポーズとは』
2017.11.02
私も今月は、逆転のポーズを沢山練習しようと思います!
今回のは、ジュールス・フェブレ先生からの提案です。
ジヴァムクティヨガにおいて欠かせない先生といっても過言ではないでしょう。
彼はジヴァムクティヨガの創始者のひとりであるデイビッド・ライフ先生の甥。
現在は世界を旅しながらジヴァムクティヨガを教えています。
昨年9月に公開された映画「What is Real 〜The story of Jivamukti yoga〜」でも紹介されています。
先日、日本語字幕の作業が終了しましたので、徐々に日本語でも観られる機会が増えてくることでしょう。
さかさまになる理由って?
さて、逆転のポーズに込められているその意味とは何なのでしょうか。
逆転のポーズと言われてどんなポーズが思い浮かびますか?
アドムカブリクシャアサナ(逆立ちのポーズ)、ピンチャマユラアサナ(前腕で支えた逆立ちのポーズ)、サランバシールシャアサナ(三点倒立)などが一般的でしょうか。
これらのポーズがクラスで紹介された時、あなたならどう思いますか?
難しそう、楽しそう、やってみたい、絶対無理、など、印象はきっとそれぞれだと思います。
ヨガのアサナ(ポーズ)の練習は、そのアサナが出来るようになることが目的でも、それがゴールでもありません。
むしろ大切なのは、そこに至る過程であったり、その先にある目標だったりします。
たださかさまになればいいのではなく、大切にしたいこと
逆転のポーズで最も強力なのは、アサナではなく、ムドラです。
ここでいうムドラとは、特定のポーズをした状態で呼吸をすること。
逆転のポーズにおいてムドラは、より内側に働きかけます。
例えば、アサナの練習をすることで筋肉や姿勢を調整していくのに対して、ムドラはリンパや血液など、身体の筋組織のより内側に存在する組織に働きかける、というイメージです。
ですからムドラの働きかけをより有効にするためには、逆転のポーズである程度の長さを保持する必要があります。
逆転のポーズでは、その人の態度、気質や性格を現す強いパワーがあるとジュールス先生は言っています。
その人の傾向や方針、特にその人の心構えによって作られたものを現します。
逆さまのとき、自分が日頃体験している現実との関係は裏返しになります。
そのために、ときには恐怖や無力感、弱さといった感情までも伴うことがあるのです。
逆転のアサナの練習は、正しく安全な指導の元に行われていれば、恐れはなく、力強さが増すでしょう。
練習を通して、逆さという新たな視界で快適さとかどっしりと落ち着いた感覚を学ぶことも出来ます。
では、続きはクラスで学びましょう。
どうでしたか?
ヨガには沢山の学びがありますね。