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身近にあるヨガで使われる言葉 ―サンスクリット語

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mikakowritten by MIKAKO:本郷 みかこ
般若心経にビビデハビデブー的なマジックワードが載ってるの、知ってました? それがまさに、サンスクリット語。
身近にあるヨガで使われる言葉 ーサンスクリット語

ヨガのクラスを受けている中で、なんだかわからない言葉が出てくるなぁ…ということはありませんか?
「ヴィラバドラアサナ」「タダアサナ」「マントラ」…ヨガで使われる言葉の多くが「サンスクリット語」です。

「サンスクリット:Sanskrit」は古代から中世にかけて、アジア大陸や東南アジアにおいて、実際に口語として使われていた言語です。
現在では話せる人は少なくなってしまったのですが、死語ではなくインドの公用語のひとつ。

宗教的に、ヒンドゥー教、仏教、シーク教、ジャイナ教と、多くの礼拝で使われる言語です。
この神聖さと権威は現代でも失われておらず、サンスクリット語を話せる人は、非常に教養の高い人物として尊敬されるそうです。

実は日本になじみ深いサンスクリット語

サンスクリット語というと難しい気がしますが、日本の「お盆」という言葉の語源はサンスクリット語。
「お盆」の正式名は「盂蘭盆(うらぼん)」は、サンスクリット語の「ウランバナ:ullambana(倒懸:人の手足を縛って逆さまに吊るすこと)」から生まれました。
逆さ吊りのようにとても苦しい餓鬼道に堕ちないよう、先祖の霊に供養するということから「盂蘭盆会」が行われるのです。

他にも、日本で見かける仏教用語の多くはサンスクリット語が由来です。
例えば「卒塔婆」や「南無阿弥陀仏」、「僧」という言葉も、もとはサンスクリット語。
すでに日本語として日常語になった「檀那(旦那)」、寿司の「シャリ」などもサンスクリット語生まれ。
なんと日本語の50音表も、サンスクリット語の音韻表を基に作られたものなのです。

神聖な言霊と一緒にヨガを学ぶ

日本では言葉に「言霊」が宿るといいます。
サンスクリット語はその言霊を表した神聖な言葉。
ヨガのクラスでかけられた言葉を覚えるだけでも、もっとヨガを深め、楽しむことができます。

まず覚えたい言葉は『アサナ:asana』でしょう。
アサナの直訳は「座法」、つまり座るという意味です。
実は、元々ヨガのポーズは、「蓮華座:パドマアサナ」や「達人座:シッダアサナ」などの、座った「アサナ」しかなかったのです。

今では身体を動かすハタ・ヨガの身体の動きや姿勢、すべてを指していますが、末尾はすべて「~アサナ」。
立っているものや逆さまになるものなど、たくさんのヨガのポーズが生まれていますが、あたかも座っているかのような安定さと快適さを、必ず見つけたいものです。

アサナの名前を紐解くと、そのとき意識を置くべき場所や、学んで欲しいエネルギーを表していたりします。
ぜひクラスでよく使われるサンスクリット語の言葉を憶えてみてください。
きっともっとヨガが好きになることでしょう。

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